SESーー
これからIT業界に踏み出す方がよく目にする言葉。
それが「SES」ではないでしょうか。
困ったときのYouTube先生!
ということでYouTubeをひらいてみると、
「SESだけはやめとけ!」
「いやいやSESも悪くはないぞ?」
と、インフルエンサー間でも意見が二分しており、
余計困ってしまう結果にw
今回はそんな「なんとなくヤバそう」なSESについて、
実際にSESで働いたことのある私がくわしく説明したいと思います。
かんたんに言うと派遣です
結論から先に言いましょう!
SESとは派遣です。
どこかの会社に登録して、その会社とは別のところで一定期間働くアレです。
なのでSESってなに?って聞かれた場合、
「派遣です」って答えておけばほぼ正解。
SESってなんの略?
SESは「System Engineering Service」の略です。
「お客さんから頼まれたシステム開発などの仕事をするために、エンジニアの技術を提供する」ことを指します。
この「技術提供」を常駐して行うため、SES=派遣になるわけですね。
実はですね、IT業界では、エンジニアやデザイナーなど、
技術職といわれる人の多くは派遣で働いているんです。
特に大規模なプロジェクトになると多くの人員が必要となり、
自社のエンジニアだけでは足りず、多くのエンジニアを派遣で集めてプロジェクトを進行させます。
そっちの方がプロジェクトの増減に合わせて人員を確保できるんで、会社にとっては都合が良いのですね。
だが、派遣契約ではない
ここまでSES=派遣と申し上げてきました。
が、契約という話まで落とし込むとまた変わってきます。
はい!!ややこしくなってきましたね!!!笑
順を追って理解していきましょう!!
SES契約と派遣契約は違う
エンジニアの常駐を行う場合、そのエンジニアの所属会社と常駐先で「契約」を結ぶのですが、それがSESの場合「SES契約」派遣の場合は「派遣契約」という名称になります。
SES契約も派遣契約も、「お客さんの会社に常駐して作業を行う」という点ではどちらも同じです。
ではどこが違うのかというと、
指揮命令権の所在。
つまり業務指示を誰が出すのか、という点でSES契約と派遣契約は異なります。
どう違うのかというと、
SES契約では指揮命令権が所属会社にあり、
派遣契約では常駐先に指揮命令権があります。
つまりSES契約の場合、
指示出しは所属している会社が行わなくてはならないんですね。
えっ?!
常駐してんのに常駐先は指示できない?!
そんなの無茶じゃない?!?!
と思いますよね。
その通り、無茶なんです笑
実際問題、指揮命令権は所属会社にあるというのは建前で、
業務指示を出しているのは常駐先です。
もう当たり前のように常駐先から指示されて動きますww
もちろんそれは契約違反になりアウト、なはずですが、、
それがグレーのまままかり通っているのが実態なんですね。
以上の通り、
SES契約と派遣契約は契約上の違いはあれど、
やっていることはほぼ変わらないため混同しやすくなっているわけです。
なんで派遣契約にしないの?
ここでこんな疑問が湧きやしませんか?
「SES契約じゃなくて全部派遣契約にすればいいんじゃね?」
「なんでわざわざグレーにしてまでSES契約にしてるの?なに、アホなの?!」
、、あなたも、、気づいてしまいましたね、、
もうこれに関しては「IT業界の闇へようこそ」といったところで、
知れば知るほど闇が深く、
また長く話していると怖い人が家にきちゃうらしいんで、今回は大枠だけ説明しときますね笑
派遣契約をできる会社が少ない
これはエンジニアを派遣する側、
つまりエンジニアからすると所属会社の問題になるのですが、
派遣契約を結べる会社は実は少ないんです。
なぜかというと、
派遣契約を結ぶためには「労働者派遣事業許可」という国の許可を取る必要があり、
これの要件「資本金2000万円」というのが会社にとって非常に大きなハードルになります。
まーなかなか資本金2000万円って用意が難しいですからねえ。。
その他に、
オフィスをちゃんと構えないといけないとかとか、派遣免許を会社がとるためには様々な要件が待ち受けているわけです。
SESはかんたん
一方でSES契約ではそういった要件が一切ない。
いったら仲間数人で立ち上げた資本金1円のペーパーカンパニーなんかでも契約できちゃうんですね。
「創業したてのうちの会社で働きませんか?!」
「未経験歓迎!!みんなで会社を作りましょう!!」
「社長とともに夢を叶えよう!!」
みたいな求人をよくみかけると思いますが、
そういうところは大体SESをやっている会社ですね。
もはや未経験歓迎=SESだと思ってもらって差し支えないですw
それでも需要があるのがSES
ふつうに考えたらそんなちっちゃい会社は相手にしねーだろ!と思いがちですが、
現在IT業界は未曾有の人材不足。
常駐先からしてみれば「人が集められればなんでもええのん!!」というのが本音で、
最も人が集められるSES契約が世にはびこっているわけですね。
あとは派遣契約にしちゃうと二重派遣問題が出てくるのでSESにしてるってのもあるんですが、ちょっとややこしくなるので割愛します!
まーSESにおいて問題となるのは、
マージン率がえっぐい会社があって「私の年収低すぎ!!」事案が多発していることとか、多重下請け構造の温床になってるやんけ!とかそこらへんです。
実際、SESでもマージン率が適正でなおかつちゃんと育てくれる会社とかもあるので一概に悪いともいえないんですよね。
ということでまとめ
- SESはお客さんの会社に常駐して働くスタイル
- SES契約と派遣契約は違う(でも実際やってることは同じ)
- SES契約の方が多いのは業界の闇
以上がまとめですな!!
今度は良質なSES企業の見抜き方とか書きましょうかね!
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